転職している人は、どのようなタイミングで仕事を変えているのでしょうか。
- いつ転職するのがベストなの?
- 何歳までに転職すればいいの?
- 何月ごろに転職するのがいいの?
- 転職活動はいつから始めたの?
- 退職と就職の空白期間はあってもいいの?
近いうちに転職を考えている人も、ぼんやりと転職について考えている人も、実際に転職をするとなると、どのタイミングで転職をすればよいか気になるのではないでしょうか。
そんな疑問についての情報をまとめてみました。
いつ転職するのがベストなの?
転職を考えている人の現在の仕事や年齢、転職をしたい理由などは人それぞれなため転職時期の正解はありません。
しかし、僕が転職時期について悩んでいるときに、インターネットで検索して出会ったブログにはこう書かれていました
「自分のペースで転職活動を行い、転職先が決まったら1日でも早く職場を変えましょう!」
自分と同業種からの転職をされた方のブログだと記憶していますが、当時のブログを探しても、見つけることができませんでした。しかし、この言葉に衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
探せば、いろんなサイトに書かれているかもしれませんが、ちょうど悩んでいる時期に見つけたブログで、この言葉の前後の記事も含めて、僕の背中を押してくださったことを今も感謝しています。
もちろん、転職を思い立った日に仕事を辞めてくることを意味しているわけではありません。
仕事の定年はだんだん引き上げられていきそうですが、人生で働く期間は、長くても50年と少し、短い方は40年ほどではないでしょうか。
先述の言葉は、「自分の気持ちの整理してから、あせらずに転職活動を行い、できる限り速やかに仕事を変えたほうが良い」という意味だと解釈しています。
もし、転職についてどうしたらいいか悩んでいる場合は、まず、自分の気持ちの整理から始めてみてはいかがでしょうか。
何歳までに転職すればいいの?
転職する場合は、現在の自分の年齢も大きく影響してきます。
若い年代のほうが、転職する割合は多い傾向にありますが、どの年代においても転職者がいることは確かです。
年齢ごとの転職者数については、別の記事にもまとめているので、興味があれば読んでみてください。
転職する際の年齢で気をつけたほうが良いことについてリストアップしてみました。
- 就職に年齢制限のある企業や職種(公務員など)がある
- 年齢が若いと前職を辞めたり理由を問われる
- 高齢になると、これからキャリア形成できるか問われる
何歳で転職したとしても、それぞれ課題があると思われます。
ただし、最も気を付けなければいけないことは年齢制限です。公務員では30歳前後で年齢制限がある採用条件もよく見かけられます。
しかし雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の採用で年齢制限の禁止が義務化されています。
では、なぜ年齢制限がある採用があるのでしょうか。
これは雇用対策法の中で例外事由が設けられているからです。
例えば「省令3号のイ」では「35歳未満の採用で長期勤務によるキャリア形成をはかるため」とあります。
35歳の年齢制限などをよく見かけるのはこのためです。
しかし、転職が一般的になってきた昨今、年齢制限が緩和されている場合も多いです。
気になる仕事がある場合は、採用条件の年齢制限もチェックしてみましょう。
何月ごろに転職するのがいいの?
求人数が増える時期は一般的に、3月、6月、9月です。
それぞれ
- 3月・・・年末、年度末の退職者の欠員補充。新年度からの急募。
- 6月・・・新年度が落ち着く。GW明けで転職を考える。ボーナス支給後の退職者の増加。
- 9月・・・次年度の新規採用と同時に募集。お盆明けで転職を考える。上半期終了により事業計画見直し。
という理由で、求人が増えるようです。
僕が転職先で採用が決定したは9月で、実際に転職したタイミングは翌年の4月です。
上記で記載した「転職先が決まったら1日でも早く職場を変えましょう」という言葉に感化された僕ですが。実際は年度の流れに沿って退職と再就職を行いました。
4月に新年度が始まり、1年の事業計画を立てる企業は非常に多いです。
もし精神的に余裕があるのであれば、年度の流れに沿って4月に転職するのがおすすめです。
しかし、転職のチャンスは1年中あります。
会社で重要なポジションについている場合もありますが、従業員のあなた一人がいなければ仕事が回らないような業務体系は、会社にも責任があると思います。
自分のペースで転職活動をして、退職の意思を伝え、引継ぎをすれば、転職時期は何月に行ってもよいと思います。
転職活動はいつから始めたの?
転職活動を始める時期は人それぞれだと思います。
具体例として、自分の体験談を挙げると、僕は6月ごろから転職活動を始めたと思います。
転職活動を始めたといっても、「今年中に転職をする」という目標があったわけではなく、もっと自分にあった仕事はないだろうかと探し始めました。
今思い返すと、新年度が落ち着いて心に余裕ができた時期であったから、転職について考え始めたのではないかと思います。
その結果、9月に採用が決定し、翌年の4月に転職を行いました。結果論ですが、このスケジュールは非常に余裕があり良かったと感じています。
転職となると、
- 転職先探し
- 履歴書など準備
- 試験、面接
- 採用通知
- 転職先での事務手続き
- 現職での退職願いの提出
- 引き継ぎ書の準備
- 退職先での事務手続き
- 引っ越し
- 運転免許証、保険、クレジットカード、郵便などの変更手続き
など、やることがたくさんあって大変です。
できれば、余裕をもって転職の手続きができると、転職先でもスムーズなスタートがきれると思います。
しかし、転職先を探すことはいつからでも行えます。
また、採用についてはいつ決定されるか確実に予想することはできません。
転職時期について目標をもって取り組むことも非常に素晴らしいと思いますが、焦らずに転職を行うことも大事だと思います。
思い立った日から転職活動を始め、採用決定に合わせて転職をしていけばよいのではないかと思います。
退職と就職の空白期間はあってもいいの?
転職する場合、退職と就職の間に空白期間ができることがあります。
理由としては、
- 退職してから集中して転職活動を行う
- 長期旅行など自分のやりたいことを行う
- 病気や育児、介護など、やむをえない事情により就職していなかった
などが挙げられると思います。
一度、就職してしまうと、長期で休みを取るのはなかなか困難になります。
せっかく転職をするのであれば、一度退職して有意義な時間を過ごし、再就職するのも良いと思います。
ただし、空白期間があると面接で必ず理由を聞かれることになるでしょう。
3か月程度の空白期間であれば特に問題にはならないと思いますが、1年間以上であれば、明確な理由を準備していく必要があるかもしれません。
空白期間を作ること自体は問題ではないと思いますが、可能であれば空白期間を作らないで転職することをおすすめします。
その理由は、
- 面接で空白期間の理由を説明しなくてよくなる。
- 在職中に仕事を探すことで、焦らず転職先を探せる。
- 空白期間の職に就いていない不安がない。
などが挙げられます。
明確な目的があって空白期間を設ける場合はよいですが、空白期間がのびると、収入面や精神面で不安になる場合があります。もし、可能であれば在職中に時間をかけて転職先を探してみてはいかがでしょうか。