もう嫌だ。残業したくない…
なんでこんな量の仕事をもってくるんだ!!
毎日の仕事で残業せざるを得ないことってありませんか?
やりたくはないけど、仕方なく残業することってありますよね。
この記事では、定時退社に近づけるための実用的なコツを、自分の経験や色々な人の意見を参考にしながらまとめてみました。
自分の時間を大切にしながら、効率的に仕事をこなし、定時に帰宅する方法は実はたくさんあります。そして、それには数々のメリットがあります。
定時退社すれば、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、時間に余裕が生まれます。
家族や友人との時間を大切にし、趣味やリラックスする時間を持つことができます。
心身の健康にも良い影響を与え、リフレッシュした状態で次の日の仕事に臨むことができます。
残業したくないすべての人達に、憧れの定時退社の方法について紹介していきます!
残業について自分の意見をまとめる
残業せずに定時退社に近づけるためには強い意志が必要です。
周りに流されていると、いつまでたってもダラダラと残業をするハメになります。
自分の中の意見を整理して、残業しない理由を確立させましょう。
まず、残業のデメリットを考えてみます。
- ストレス、不眠、うつ病、高血圧などの健康問題を引き起こす可能性がある。
- 集中力を低下させ、疲労によって誤りやミスが増え、労働生産性が低下する。
- 過労状態に陥り、仕事に対するモチベーションが低下する。
- 会社の人件費が増える。
- 会社の光熱費が増える。
- 会社の評判が下がり、求人に悪影響がでる場合がある。
個人だけでなく会社にとってもデメリットがあります。
そもそも残業なしで利益が出せるのであれば、それが最善です。
残業すれば効率よく利益がでるわけではありません。
近年、時間外労働に関する規制は厳しくなってきています。
事実2023年4月から月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられました。
大企業・中小企業ともに1カ月の残業時間が60時間を超えると人件費が1.5倍になります。
効率的に利益が増えるわけがありません。
職員を集めてくるのと、仕事の量を調整するのが大変だから残業時間で調整するような状況になっています。
残業代が出ていれば、まだましな方ですが、残業代が出ていないと悲惨です。
サービス残業についてもデメリットがあります。
- 仕事に対するモチベーションが低下する。
- ボランティア活動になってしまい、ビジネスとして長期的に安定しない。
- 誰かが労働基準局に告発すると、経営が破綻する可能性がある。
- 全然仕事をしない人を採用してしまった場合、致命的な労働力不足になる。
- 人事異動などでバランスが崩れ、部署が崩壊する可能性がある。
- 病気や退職などで人が欠けると、仕事が回らなくなる。
- 今後、残業を減らす改善をしても、人件費は変わらず意味がない。
サービス残業を率先して行っている人は熱心な人ではありません。
最悪の場合、会社ごとつぶす可能性もあります。
景気の影響や人員バランスから、一定期間だけ仕方がなくサービス残業を行うことは大目に見ても良いと思います。
しかし、いいことだと思って積極的にサービス残業を行うのは絶対に間違っています。
どうしても奉仕活動をしたいのであれば、プライベートでボランティア活動に参加すればよいのです。
以上の内容も参考にしていただきながら、自分なりの残業しない理由を整理してみてください。
ただし、残業についての議論は絶対に会社でしないでください。
大人になると考え方を変えるのはなかなか難しいです。長い年月その環境で働いていればなおさらです。
残業するような環境になってしまっている以上、周りを変えていくのは困難です。
議論するのは無駄な時間なので、自分が早く家に帰ることだけに集中しましょう。
仕事を覚えるまでは残業する
残業を減らす方法を紹介するんじゃないのかよ!!
とツッコミを入れられそうですが、残業を減らしていくためには、逆に残業をするのも効果的な場合があります。
というのも「仕事をある程度覚える」または、「ある程度部署内の雰囲気をつかむ」までで大丈夫です。
僕が勤めている会社にも新人が入ってきますが、たまに態度が大きい人もいます。
前述したような残業のデメリットを述べて、定時で帰ろうとする人もいました。
結果どうなったと思いますか?
確かに残業にはデメリットもありますが、影響力もない人がどれだけ説明したところで周りには響きません。
悪目立ちして余計に仕事をふられる可能性もあります。
悪目立ちは避けましょう。特に経験が浅いうちは。
仕事を覚えたてのうちは、周りに合わせて仕事をして、早めに仕事を覚えましょう。
用事があるふりをして定時退社してみる
ある程度仕事を覚えたら、用事があるふりをして、一回定時に帰ってみましょう。
あらかじめ、周りの人に「今日ちょっと用事があるので早めに帰ります」と言っておくと効果的です。
でも、いきなり用事なんてできませんよね。
そういった場合は適当に作ってしまいましょう。
例えば、
- 地元のフットサルサークルに誘われて
- 自治会の役を当てられてしまって
- 親に呼ばれてしまって
- 健康診断で運動しろと言われたのでジムに行かないと
- 友達のコンサートに呼ばれているので
- 個人的な同窓会があるので
- 家族や友人との約束があるので
- 子供を〇〇へつれていくので
- ボランティア活動に呼ばれているので
明確な用事がない場合は、あいまいに伝えておきましょう。
うまく伝えれそうにないという人は「今日ちょっと、あの、急ぐので失礼します」と言ってしまっても大丈夫です。
「葬儀への参加」や「体調が悪い」は何回も使えないので、避けましょう。
定時に帰る人がいるという事実を作ってみることが大切です。
残業が続いている人は、とりあえず一回帰ってみるということを実践してみてください。
ただし、繁忙期に当てつけのように帰るのは避けましょう。
悪目立ちします。
定期的に定時退社してみる
定時に帰れた人は徐々に定時退社を増やしてみましょう。
毎週曜日を決めてもいいですし、月に何回は定時退社すると決めてもいいかもしれません。
あの人は、最低限仕事はするけど、決まった日に帰る人なんだと印象づけれれば成功です。
職場内で同じように定時退社する人が出てくればもっと良い状況です。
でも、「あいつ仕事せずに帰ったな」と思われるのはあまりよくありません。
頑張っているふりはしておきましょう。
- 朝の出勤を10~20分早くして始業準備をする
- 昼休み終了5分前から仕事に取りかかる
- 事務作業を効率化する方法を調べてみる
少し早めに準備するだけでも頑張ってるなと思われることはあります。
また、革命的な改善をする必要はないので、効率的な仕事術などをネットで調べて自分でできそうなことがあれば試してみましょう。
革命的な改善をする必要はないので、ネットで調べて自分でできそうなことがあれば試してみましょう。
もし、あなたに部下がいるのであれば、できるだけ残業をしないことをオススメしてみるのも良いかもしれません。
会社の中で全部署が同じだけ残業し、一斉に退社していくでしょうか?
答えはNOです。
定時に退社してもいいという雰囲気が大事です。
余裕があるのであれば、周りを巻き込んで、「効率的な仕事をして帰る」という雰囲気作りも効果があります。
定時退社を否定された場合
うまく雰囲気作りができれば、帰りやすくなりますが、順調に物事が運ばない場合はあります。
- 残業しないことを叱られる
- 仕事量を増やされる
- 嫌がらせを受ける
などがあった場合は注意が必要です。
「残業することはいいことではない」と伝えたい気持ちもあります。
しかし、会社も社員に時間外労働をさせるために労働組合や労働者の過半数の代表者と36協定(労働基準法第36条に基づく労使協定)を結んでいます。
協定の内容は会社によって変わりますが、おそらく上限に近いところまで設定している会社が多いと思いますので、一度確認してみてください。
協定内容を明らかに超過して残業している場合は問題ですが、範囲内でおさめているのであれば、残業したくないと言い張るのは難しいです。
今年だけ忙しいというのであれば、我慢しても良いと思いますが、何年も同じような働き方をしているようであれば、おそらく今後も変わる可能性は低いでしょう。
そういった場合、どうしても残業したくないのであれば、
- 部署異動の希望を出す
- 転職する
の2択になってきます。
もし、ある程度大きい会社で部署によって働き方が違うのであれば、部署異動が効果的です。
「異動したい部署がない」または「異動しても居心地が悪い」という場合は、思い切って「転職」について考えてみましょう。
最近はだんだんと時間外労働の規制も厳しくなり、残業を減らそうとする会社も増えてきました。
大手転職サイト「doda」で求人検索をしてみると、原則定時退社の求人が14,000件以上ヒットします。
求人情報だけを鵜呑みにしてしまうのはよくありませんが、最近は転職エージェントで会社の実際の状態について聞くことができます。
転職エージェントは無料で利用できるので、利用しない手はないです。
転職エージェント側も紹介した人材がすぐ仕事を辞めてしまっては印象が悪いので、残業したくないことを伝えれば、あなたに合った仕事を探してくれます。
どうしても残業が我慢できない人は「転職」について考えてみましょう。
\ 大手転職サイト「doda」公式サイト /
また、実際に今すぐ転職しない場合でも、「いざとなったら転職できる」という選択肢を自分の中に持っておくだけで、少し気持ちが楽になります。
スキマ時間を見つけて、ネットで求人情報を見てみるだけでも新しい発見があるかもしれません。
ぜひ一度、軽い気持ちで求人情報を検索してみましょう。
求人の検索方法に迷っている人は、下の記事についてもチェックしてみてください。
まとめ
残業したくない人が定時退社をするコツについてまとめてみました。
今自分が働いている会社では、残業多めの部署に所属していますが、少しづつ定時退社をしていたら、「ダラダラ仕事せず帰れる日はサクッと帰りたいよね」というような人が少しづつ増えてきました。
実際、定時に退社する人は増えています。
繁忙期はまだまだ難しそうですが、最低限仕事はこなして早く帰るように考えていきたいです。
何事も少しづつ積み重ねが大事ですね。
仕事をするにも体が資本です。無理をして壊れてしまっては意味がありません。
体やメンタルの強さは人それぞれです。
周りと比べず、自分の体が悲鳴を上げる前に、次の一手を考えてみてはいかがでしょうか。
あなたがよりよいワークライフバランスを保てるよう願っています。