仕事を辞めたいけど、言い出せない…
怖すぎる(泣)
仕事を辞めたいと伝えることは、とても怖いですよね。
僕は転職しましたが、「辞めます」と伝える時が、転職活動のなかで一番緊張しましたし、苦しかったです。
仕事を辞めたいけど、なかなか言い出せないという人は意外に多いと思います。
実際に自分も言い出すまでに、かなり悩みました。
- 毎日の仕事がつらくて辞めたいけど、怖くて言い出せない…
- 転職したいけど、今の職場に迷惑をかけてしまう…どうすればいい?
- どのタイミングで誰に言えばいいの?
考えれば考えるほど、仕事を辞めると言い出せない理由が出てきます。
でも毎日ツライ…どうしたら…
そんな方の参考に少しでもなればと思い、自分が仕事を辞める時に考えたことをまとめてみました。
僕が会社を辞める直前の状況
僕が会社を辞めた時の状況を簡単にまとめます。
- 深夜1時、2時までの残業が連続で続く
- 仕事が終わらない時やイベント時には土日出勤
- クレームの電話対応が多い
- 仕事をしない(できない?)人の仕事が回ってくる
- 直属の上司がお局様
- 事あるごとに、立たされて叱られる
辞める直前の部署ではこのような状況でした。
残業や土日出勤が多くて悩んでいる人は多いと思います。体力がある人や体が強い人はいいですが、世の中そんな人ばかりではありません。体力が削られると、メンタルもゴリゴリ削られます。
仕事内容や仕事の配分に不満がある人も多いと思います。詳細な仕事内容は実際に働いてみないとわからないものですし、「なんで僕がこの仕事もしないといけないの!?」と思わず言いたくなるような大量の仕事をまかされることもあるでしょう。
そして、人間関係の悩みも仕事をする上で避けて通れません。特に自分の周りの近いところに合わない人がいると相当ツライです。
仕事の悩みは人それぞれですが、同じような悩みを持っている方もいるのではないでしょうか?
辞めると言い出しにくい理由
辞めると言い出しにくい理由には次のようなものが、よく出てきます。
- 上司が怖い、絶対怒られる
- 引き止められそう
- 職場に穴をあけるのがツライ
- 辞めると伝えた後が気まずい
- 脱落者、負け組、社会不適合者と思われる
あなたに当てはまるものはありますか?
一つずつ対処法について考えてみます。
理由別の対処法
上司が怖い、絶対怒られる
仕事を辞めることを言い出せない理由の上位に来る理由です。
逆に考えれば、仕事を辞めたくなる理由の上位でもあります。
それにもかかわらず、辞めることに対して怒ったり、叱ったりすることは社会人として、そもそもどうかと思います。
仕事のスケジュールの関係で人員が不足するのは頭を抱える問題ではありますが、会社とはそういうものです。いつでも人が離れていくことを前提として動いています。
命を助けてもらった恩人が困っているのならば、まだ考える余地はありますが、普通のサラリーマンで上司のために会社を辞めないで、我慢して働くというのは間違っています。
社会人であれば、腹をくくって、怒られたとしてもはっきりと退職の意向を伝えたいところではありますが、
- 足がすくむ
- 体が震える
- 吐き気がする
- 動悸がする
など、どうしようもない場合もあります。
思うように行動できないことは、誰しもあることです。
プロが法律を守って、あなたの代わりに交渉してくれます。
怒られるのは誰だって嫌ですよね…
労働組合「日本労働産業ユニオン」が運営する退職代行業者については以下の記事を参考にしてください。
引き止められそう
きっぱり会社を辞めますと言い切って平然としていられる人もいますが、引き止められたら断れないという人もいますよね。
かくいう自分もそうです
断れない性格の人の気持ちが分からない人もいますが、うまく断れない人というのは一定数います。
感情論で押されると弱い人や、うまく言い返せずに丸め込まれてしまうことも多いでしょう。
現在の待遇を改善して、あなたも納得するような話し合いができれば良いですが、人員補充が面倒だから無理やり引き止めることもあります。
これはあなたのためでも、会社のためでもなく上司の利己的な言動で、誤った行動です。
よく考えて仕事を辞める決意をしたのであれば、引き止められてもきっぱり断りましょう。
強い言い方で断る必要はありませんが、「決めたことなので」と言ってしまいましょう。
おそらく退職理由は上司も気になるところなので聞かれるとは思いますが、
上手に理由を伝えられない人もいると思います。
そういった場合は、「詳しくは言えないが、辞めなければならなくなったので」とリピートしておいても良いかもしれません。
ちなみに「退職願い」を書くときは、「一身上の都合で退職します」で全く問題ありません。一般的です。
また、あまりオススメはできませんが、適当なもっともらしい理由をつけてしまうこともできます。
- 結婚予定があり、転居する
- 家族の事情で転居する
- 家業を継ぐことを頼まれている
- どうしてもやりたい仕事がある
- 健康状態が良くない
予定は未定です。〇〇する予定があるので仕事を辞めるということは、特に問題にはなりません。
職場に穴をあけるのがツライ
優しい人は、周りの人に迷惑をかけるのが耐えられないと感じる方もいます。
職場の人員不足を気にして、会社を辞めると言いづらい人も多いのではないでしょうか。
忙しい職場に穴をあけるのは心が痛みますが、穴を埋める人員を探すことも会社の責務です。
よく言われることですが、多くの場合、どんなに忙しい職場であなたが退職したとしても仕事は回っていきます。
優秀な平社員一人で会社を支えているということも稀にありますが、その人が重荷に感じているのであれば、それはそれで問題です。
問題点を申し出ても改善されず、今の仕事に耐え切れないのであれば、心苦しくはありますが、退職を申し出たほうが、あなたにとっても会社にとっても結果的によくなります。
また、人員が不足したら周りの社員に迷惑がかかるという不安もありますが、もしあなたが仕事に耐え切れず体や心の病気にかかってしまっても、あなたの面倒を見てくれる人はいません。
仕事の割り振りなどを工夫してもうまくいかない場合は、退職して組織を再編成するしか残された道がないかもしれません。
辞めると伝えた後が気まずい
辞めると伝えた後、残された期間仕事するのは気まずいです。
辞めると伝えるタイミングや、退職日にもよりますが、辞めるとわかっている人と一緒に仕事をするのはツライですよね。
もし、円満退職できる余裕があり、辞めると伝えてから一定期間働けるのであれば、早めに辞めることを伝えたほうが、会社としても人員を確保しやすいので良いでしょう。
ただ、「今すぐ辞めたい」「辞めると言ってから働くのはシンドイ」と感じるようであれば、有休を消化して辞めるという手もあります。
また、「有休なんて認めてもらえない」という会社もあるかもしれません。その場合は欠勤扱いでもよいので辞めるのも一つの手です。
ただし、注意点が2点あります。
- 辞めると伝えるタイミング
- 引継ぎについて
辞めると伝えてから辞めるまでの日数が決まっている場合は注意が必要です。
さらに、会社の就業規則で決められている場合は
期間は会社によって様々ですが、1カ月前に申し出をすればよいところが多いようです。
就業規則はよくチェックしておいたほうがよさそうです。
「就業規則なんてどこにあるか分からない」という場合は、最低でも1カ月前には伝えておいたほうが無難です。
もう一点注意しなければならないのは、引継ぎ書の作成です。
退職するときの引継ぎについては、法律で義務化されているわけではありませんが、会社から業務命令として出された場合は、引継ぎ書などを作成しなければなりません。
ギリギリになってから焦って作るのは大変なので、転職活動中に少しづつ作成するのが良いです。
どうしても引継ぎ書を作成する時間がなくても、最低限引継ぎをした形として簡易的な文書を作成するのが無難です。
退職手続き費用が必要になってしまいますが、法的な注意点や会社への確認作業を代わりに行ってもらえるので、安心感があります。
精神的な負担をお金で解決するということも大事ですね。
脱落者、負け組、社会不適合者と思われる
最近は転職活動が盛んなこともあり少なくなってきましたが、いまだに会社を辞めるということにネガティブなイメージを持つ人はいます。
会社を辞めるということは何か人間的に欠陥があるに違いない
と考える人も少なからずいます。
また、
会社を続けられないなんて、なんて自分はダメなんだ・・・
と落ち込んでしまう人もいるでしょう。
しかし、今や転職は当たり前の時代となっています。
キャリアアップのために転職をする人もいれば、ヘッドハンティングで引き抜かれていく人も山ほどいます。
仮に人間関係で嫌になり会社を辞めたとしても、それはその会社の中の人間関係の話であって、別の会社では関係のないことです。
自分はミスばっかりしていてダメな存在だと思っていても、別の業種の会社に行ってみた時に優秀な人材と扱われることもあります。
たとえ、仕事を辞める時にダメな奴だと思われていたって、新しい仕事を始めれば環境が変わります。
どんな理由であれ、仕事を辞めることは悪いことではありません。
「仕事があっていない」「今の職場環境がツライ」と感じているならば、ぜひ自信をもって仕事を辞める選択肢も考えてみてください。