【転職体験記】30代目前で公務員からの転職を考え始めたキッカケ

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ありわら

あなたは今の仕事に満足していますか?

とても満足している人もいると思いますが、多少なりとも不満を抱えて仕事をしている人が大半ではないでしょうか?

労働には我慢がつきものですが、我慢するにも限界がありますよね。

また、中には、新しい新天地を求めて飛び出さずにはいられない人もいることと思います。

近年、日本では年間約300万人が転職をしている実態があります。

実際に僕も転職をしたうちの一人です。

今回は、転職事例の1つとして、僕が転職を考え始めたキッカケについてまとめていきます。

同じような境遇にいる人や、転職を考えている人の参考になればうれしいです。

目次

転職を考え始めた男のプロフィール

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まずは、当時の僕のプロフィールから紹介していきます。

プロフィール

仕事:地方公務員(市役所)

職種:総合職

年収:400万円弱

年齢:29歳

家族:なし(独身)

生活:一人暮らし(田舎)

学歴:地方の国公立大学卒(農学系)

以上が簡単なスペックです。

どのようなイメージを持たれたでしょうか?

また、同じような状況の人はいるでしょうか?

今の自分が客観的に当時の自分を見てみると、「さえない田舎のおっさん」といったところでしょうか。(今も変わっていません)

当時の仕事状況

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29歳の時、市役所で事務作業をしていましたが、あなたは地方公務員と聞いてどのような印象を受けますか?

世間のイメージをあげてみると、

  • 収入が安定している
  • 仕事のわりに給料が多い
  • 定時で仕事が終わる
  • 倒産することがない
  • 頭が固い、柔軟性がない
  • 真面目に働いている
  • リストラされにくい
  • さぼっている
  • ことなかれ主義
  • 前例踏襲の考え方
  • 退職金が多い
  • 休みがとりやすい
  • 誰でもできる仕事をしている
  • ノルマがない

こんな感じでしょうか?

実際はというと、当たってもいるし、違ってもいるというような感じでしょうか。

というのは、部署や仕事内容、その人の性格などにより差がありすぎるため一概に言い切れないからです。

僕が市役所で7年間働いた感想をまとめると以下のようになります。

  • 収入は安定しているが、田舎のほうの市役所職員の給料は、思ったより低い(友達は誰一人おおよその月給を当てれませんでした)
  • 福利厚生はよい(ただし、田舎住みの独身の場合、ほとんど恩恵なし)
  • 基本的に定時で仕事は終わらない(終わったことにして帰る人はいる)
  • 定時で帰れる部署も確かにある(ラッキー!)
  • サボっててもリストラはされないだろう(同僚から軽蔑され、市民から怒鳴られてもよければ…)
  • 窓口、電話でのクレーム対応は結構しんどい(どんな市民でも必ず対応する必要あり)
  • 営業ノルマがない
  • 倒産はしない。退職金は年々減っている
  • 前例踏襲が基本。改革は慎重に行う必要あり
  • 休みは取りやすい(仕事は減らない)
  • 法律改正され、永遠に仕事が増えていく。職員は増やさない
  • 土日出勤が意外にある(イベント、災害、選挙)
  • サービス残業が多い(仕事は増えるが予算は増えない。有名企業などがある裕福な自治体は別)
  • 職員数が多い。同期も多い。若い子も多い。楽しい
  • 信用はある(ローンが組みやすい)
  • 手に職はつかない
  • 副業はできない
  • 転勤がほぼない(実はまれにある)

少しグチっぽくなってしまいましたが、こんなところです。

地方公務員は、都道府県職員・警察官・消防官・教員・公立医療機関職員など種類がたくさんあり、それぞれ全く仕事が異なります。

上記はあくまで、総合職で事務仕事をしている田舎のほうの市役所職員の個人の感想となりますので、ご容赦ください。

転職を考え始めた要因

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市役所時代も自分なりに頑張って働いていましたが、転職を考え始めた要因は主に4つあります。

それは、

  • 休日出勤が意外と多い
  • 市役所のクレーム対応がしんどい
  • 副業ブーム
  • 行政側からの地方振興は難しい

です。

休日出勤が意外と多い

休日出勤はある程度の量は想定していましたが、思っていたよりも多かったです。

休日出勤に関しては、代わりの休暇もとれるので、それほど不満に思っていたわけではありませんでしたが、プライベートな土日のイベントに出られません。

田舎暮らしなこともあり、地元の事業や集まりにも参加したかったのですが、参加する機会が減っていきました。

自由な時間の確保という点で考えれば、残業の多い部署にしか異動できなかったことも、要因の一つにあげてもいいかもしれません。

市役所のクレーム対応がしんどい

「クレーム対応」は市役所職員であるなら避けては通れない道です。

「クレーム対応なんて、どんな会社にいたって嫌だろうに」

と思われる方もいるかもしれませんが、公務員のクレーム対応は少し特殊な部分があります。

それは、全市民を対象とし、追い返すことは基本的にできないという点です。

民間企業であれば、基本的にお客様を大事にはすると思いますが、度が過ぎるクレームをつけてくるようであれば、「別にうちで買ってもらわなくてもいい」と関係を断ち切ってしまっても問題はないです。

しかし、公務員であれば、法に抵触しない内容であれば、どんな理不尽なクレームも受け付けなければなりません

経験を積めば、ある程度対応の仕方も分かってきますが、それでも連日続くとクレーム処理はしんどいものです・・・

副業ブーム

副業ブームについては、最近いろんなところで耳にするようになり、実際に寛容になってきた会社も多いと思います。(現に今いる会社がそうです)

しかし、公務員は副業することができません。

あたり前といえば、あたり前ですが、年金問題や会社員の定年の引き上げ、少子化による労働人口問題、田舎の人口減少問題などを考えると少し怖くなりました。

副業ができるのであれば、様々なキャリアプランを考えることができますが、公務員で転職しないのであればプランは一つしかありません。

定年退職するのみです。

生活に困ることはないでしょうが、あと30年(定年が伸びたら何年!?)同じように仕事ができるかどうかを真剣に考えました。

行政側からの地方振興は難しい

企画関係の仕事に携わった時に地域振興って難しいなと感じました。

行政機関は市民の声があっての場所であるため、積極的に活動する人がいなければ(見つからなければ)事業を企画するのが難しいです。

これも、あたり前といえば、あたり前ですが、実際に仕事をしてみて肌で感じました。

地域振興なんていうと、少しカッコつけて聞こえますが、田舎で生活する場合、暮らしやすい場所を作り、地域単位で楽しく生活していくためには、市民側に立って動いたほうが遥かに簡単です。

田舎で暮らしているというのも関係していますが、昔、同僚に言われた「君は市役所の中じゃなくて外にいたほうがいい」という言葉もどこかで引っかかっていたのかもしれません。

おまけ

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少し話はそれますが、元市役所職員からみた市役所職員に向いている人を考えてみたいと思います。

僕が考える市役所職員に向いている人は以下のようになります。

  • とにかく安定が欲しい
  • 超高収入は望まない
  • 部署ガチャ(約3年ごと)に失敗した場合、多少残業してもいい
  • 代休がとれるなら土日に出勤してもいい
  • 仕事に革命を求めていない
  • 多少のクレームは平気
  • 転勤したくない
  • 営業ノルマに追われたくない
  • 完璧主義でない

当てはまる人も結構いるのではないでしょうか。

上記の項目に当てはまるものが多い人は、地方の市役所職員は向いていると思いますので、転職候補にしても良いのではないでしょうか。

実際、僕が市役所を辞める年にも中途採用で数人職員が入ってきましたが、ノルマがないのが最高だと言っていました

その中途採用の子は地方銀行員でしたが、投資サービスなどの営業ノルマが苦しかったそうです。

人には向き、不向きがあるので、皆がそれぞれに合った仕事に落ち着けたら、それが一番ですね!

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